2009年11月15日 (日)

マイケル・ジャクソン This is it

昨夜、映画を見に行った。

恐るべし50歳の映画であった。世界トップレベルのダンサーがオーディションに選ばれていたが、ほとんど同じダンスをマイケルが踊るんだよ。だって、世界のトップレベルのダンサーは、オリンピックレベルの身体能力の持ち主だよ。

また、マイケルのリーダーシップも見事。まず、謙虚な態度が素晴らしい。そして、エンタティナーとして本質を突く発言。自ら実践しながら、全体をリードする役割。これも恐るべし天才。

20世紀の後半の天才エンターティナーの映画であった。

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2009年11月 6日 (金)

二都物語

図書館で、ディケンズの二都物語を読んだ。長編で読むのが大変だったが、それなりに楽しめた。

そして、今は、「現代の二都物語」を読んでいる。(これは、アマゾンで購入)
http://www.amazon.co.jp/現代の二都物語―なぜシリコンバレーは復活し、ボストン・ルート128は沈んだか-アナリー-サクセニアン/dp/4062072858

まだ、途中だが、沈んだボストン・ルート128企業が現在の日本の大手企業と重なる。
ボストン型企業(封建的企業)が、シリコンバレー型企業(民主的企業)に負けるのが必然とするならば、日本の大手記エレクトロニクス企業の運命も残念ながら明白!

日本でも、シリコンバレー型企業を生む必要があるが、歴史・文化・環境が異なるから難しいと思うが、何とかせねば皆沈む。

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2009年8月28日 (金)

「1Q84」を読んで

妻から、村上春樹の”1Q84"を借りた。学生時代は、村木春樹をよく読んでいたが、最近はご無沙汰。

先週7日間で、上を読んだ。今週2日間で下を読み終えた。

最初は、流石に優れた文体だと思った。文章のリズム、言葉の選択など。

次に、ストーリーを面白く感じ始めたと同時に、1984年とは、どんな時代だっけ?と思い起こすようになった。

後半になると、主人公の人生と自分の人生をダブらせるようになった。そして、残るページを計算しながら、早く読みたいという気持ちと、もう少なくなるから大事に読もうという気持ちが出現した。

一言で感想を記すると、壮大なラブストーリーかな。

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2009年1月14日 (水)

会社OBとの飲み会

昨日、五反田の某料理店で、会社の先輩達と新年会。元役員、元本部長たちで、私は「はい。」「承知しました。」程度の言葉しか言えない会であった。

話題は、当然会社に対する憂いである。彼らが異口同音であったのは、コミュニティが壊れたのではないか、ということであった。

彼らは、人生の大半を会社というコミュニティに参加し、そこで成長したのである。従い、現場を離れた今も、そのコミュニティに参加したいのだが、参加する気持ちが失せているのだという。理由は、現在の会社が、我々を拒絶していると感じるから。公式なOB達のイベントに対する出席率も下がっているという。


その料理屋で、隣の部屋にも、偶然会社のの資材部OB達がいた。お互い交流が始まり、唯一の現役であった私は、しっかりOB達とコミュニケーションをしたのであった。ちょっと孤独を感じたが。

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2008年10月30日 (木)

暴走する資本主義は、どこに行くのか?

友人から借りた「暴走する資本主義」を読み終えました。
少々、難解というか読みにくい面がありましたが、スゴイ本でした。

グローバル化、新生産方式の実現、規制緩和を主原因に、政府、企業から消費者、投資家にパワーシフトが起こった。

その結果、企業は、消費者の満足(低価格化)と投資家の満足(収益最大化)に全力をつくすようになった。企業倫理は、どこかに飛んでしまった。同時に、民主主義も衰えた。

社会は、中間層が多数を占めた安定した社会から、貧富の差が増大した格差社会、不安定な社会になってしまった。

これが、正しい社会?民主主義は衰えたままでいいのか?というのが著者ライシュの問題提起
。(彼の解決策は、本でお読みください)

このトレンドがこのまま続くのか?今回の金融危機は、暴走する資本主義に対する神の一撃で、異なる世界が現れるのか? 

仮に、資本主義の暴走が続くと、日本の企業も、その動きに巻き込まれる。
資本家のため利益向上、消費者・ユーザーのために低価格化が必須、それを実現しようとしたら、大リストラしかないだろう。グローバルなリソース展開、不採算部門の売却など。ただ、リストラするにも、才覚が必要だろう。上手な構造改革である。過去、多くの企業が、構造改革を進めたが、その成功例は、どの程度あったのだろうか。

金融危機で、アメリカ型資本主義が終焉を迎えたとしたら、何が次の主役になるのだろうか。ライシュは、政府による規制を考えている。倫理優先であろう。オバマが大統領になったら、ライシュが重要な閣僚になる可能性が高いから、彼の挑戦が始まるのであろう。そのとき、日本の対応は?企業の対応は?

このような大きな動きの中で、我々は、どう生きていくのか?(わからん)

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2008年10月29日 (水)

頭のいい人が儲からない理由

頭のいい人が儲からない理由」という本を読みました。

私は、創業者になるタイプでないことがよくわかりました。
別に、頭の問題でなく、優秀な創業者に共通するのは「異常な執念深さ」があるそうです。
(私は、さわやかな男と自負しています!)

また、新しい事業をクリエートする発想も欠けているようです。
「一流会社の人は、どうすれば成功するかでなく、失敗を恐れ、どうすれば失敗をしないかに
注力してしまう」 なるほど、私もその傾向があります。(トラウマのせいかも知れません)

それらは、ともかく、自分の経験や頭で考えたことを書いていますので、
多分ノウハウ本よりは役に立つでしょう。(ノウハウ本を読んだことがないから
間違っているかもしれませんが)

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2008年3月11日 (火)

5つの定理

ウェブ時代5つの定理(梅田望夫氏)は、できるだけ多くの人に読んで欲しいな。特にIT関連者に。

特に感じたのは、時代の大きな変わり目で、IT企業の人種やミッションが大きく変わったこと。つまり、世界中から、知的レベルの高い人間が集まり、チームワークにより高い目標(個々人が作るか、完全に納得している目標)を達成する企業(グーグルが代表例)、換言すれば、知的アスリート集団が、世界を良い方向に変えるのである。

私も知的アスリートに変身するか。でも、すぐトレーニングで捻挫しそう。ならば、コーチでもやろうか。でも、アスリートに拒否されそう。時代の変わり目で生き残るは大変。。。

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2007年8月30日 (木)

トップと社員のやる気

なぜ社員はやる気をなくしているのか」という矢野社長メッセージで取り上げられた本を読んだ。

私の印象は、トップの在り方で、社員は輝いたり、くすんだりするということである。ここで、言うトップとは、社長から現場の管理職まで指し、いわばリーダー。

まず、トップは、ここに行くぞ、ついてこいというリーダーシップではなく、個の内発的動機を刺激し、主体性をもって仕事をする社員を育てるスポンサーシップを持たなければならないと言う。強力なリーダーシップは短期的には有効だが、個の主体性の発揮がないと息切れするのである。

そうだと思う。問題は、そのようなトップが少ないことである。筆者は、パターン化して対処法を提案。興味深い2例をここで紹介する。

①変革に対する関心度・理解度が低い
変革が必要と口では言うが、やることは逆というタイプ。何故か、そのトップの上からは、その状態は見えない。また、下から本来言うべき役割の人は、そのトップから致命的打撃をうけているから、「あの人にもいいとことがある」と庇ってしまう。

対処法は、トップを辞めてもらうのでる。(ただ、より上から、状況を正しく見えないのだから、果たして辞めさすことができるのかな。)

②関心は薄いが、理解はしている
変革の必要性は、頭で理解している、つまり他人の問題として理解しているタイプ。だから、変革への優先順位が下がる。始末におえないのは、自分は変革側だと思っているから、組織を退化・陳腐化させる言動をしてしまう。

対処法は、変革する場に参加してもらうこと。通常、問題意識を共有化できないが、理解はしているので、何とか役割を果たしてもらうのである。(こういうタイプは、変革をテーマにする会議があった場合、式次第、席順など手続きに関心をある。まあ、これも変革への道だと思うことにしよう)

今回は、自分にとって”共感できる”と思った一部を紹介した。皆さんの職場変革に、多少でも役に立ちそうかな。

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2007年5月31日 (木)

我が師「塩田先生」番外編6

昨日の続き。先生のサラリーマン時代の話(先生も昔サラリーマンだった!)

大学院にいる頃、親族から「そろそろ正業について欲しい。」と言われた。恩師に相談したところ、その方がいいだろうと言われ、就職することにした。しかし、時期が悪かった。8月だったのである。半年間浪人したくなかったので、親族が経営している小松製作所に入社することになった。

そこでは、ルールブレイカーだった。IBMのコンピュータ(当時で、1億円を超える価格)の購入を、先生の一存で決めたそうである。稟議書という存在を知らなかったのである。上司がクレームを言ったら、「俺が評価して、これがいいと決めたのです。何が問題ですか」と返答。

また、出張する時は、出張費用は仮払いであった。それをおかしいと言い、机の上に金を積んで置いて、なくなったら金を積むのが合理的じゃないかと主張。(先生は出張先で多分金を使う必要があったのでしょう。)

ある日、会長から赤坂に来いと指示され、行ったところ、芸者さんが一杯。そこで、会長から、世界一のキャタビラーに対する戦略を問われた。慣れない芸者の前で、先生は、咄嗟にキャタビラー追随でばない独自の製品を出すという考えを説明した。気に入られ即やりなさいと言われた。(結局、実現しなかったそうであるが)

先生の上司はたまったものではない。ルールは無視するし、会長とネットワークをもっているしである。

そんな時、通産省から、NAS留学の話が舞い込んできた。通産省の窓口が、会長の息子さんで、先生のキャラ、能力、会社における実績を理解していたのである。先生にとって幸いなことに、NASAから、是非若い人をよこして欲しいと言われたのである。(従来は、大学の偉い先生が留学していたが、プライドのせいか、自分の考えを主張をし、学ぶ姿勢が不足と評価されていたのである)

会社は大賛成(ほっとしている?)ということで、先生はアメリカに向かい、大冒険が始まるのである。

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2006年12月27日 (水)

「ウェブ人間論」を読んで

話題の本を読んだ。そして、元気が出た。

まず、最初のページで梅田氏の「若い人たちと過ごす時間を積極的に作ることで次世代の萌芽を考えたい。」という発言に共感した。そして、梅田氏の背中を押したのが平野氏の「葬送」の言葉、すなわち「主人公のドラクロウが”自分の絵が未来に残るためには自分より若い人たちが評価してくれなければならない。”」という未来を見つめる言葉である。こういうロマン(思想)、絶対大事。何となく、ぼやけていた小職の今後の思考・行動の目的をより明確にしてくれた。

次に、何故、検索エンジンという概念やシステムそのものを発明した会社でないグーグルが勝ち残ったのかという話題。梅田氏の回答は、”思想の有無”である。企業の目的を売上・利益という人たちといつもギャプを感じていた小職にとっては、胸がスーとする回答である。売上・利益は、企業の存続条件であり、決して目的ではない。

そして、「45歳からでも頭がよくなる。」という嬉しくなる発言。将棋の羽生さんは「インプットの質がどんどんよくなるから当たり前。」という。確かに、ブログを始めたら、”書くこと、すなわち思考すること”、”書くため、情報に対する感度がよくなるし、能動的に情報収集するようになる”など個人的には進化していると思う。

自分が不安を抱えながら、正しいと思っていた考えや行動に対し、「ウェブ人間論」は、元気・自信を与えてくれたのである。

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2006年11月10日 (金)

SF小説の教え

今、ダン・シモンズの「ハイペリオン」から「エンディミオンの覚醒」に渡る4部作を読んでいる。1990年代を代表するSF小説である。そこで描かれている未来技術で1つおもしろいものを見つけた。

それは、転移ネットワーク。ドラエモンの”どこでもドア”のように、人間がアーチを潜ると銀河系にある同様のアーチが存在する所(星)に行くことが出来るシステムである。簡単に宇宙観光旅行ができるのである。開発したのは、テクノコアというAI。AIは、人間が作ったのであるが、次第に独立の意思を持ち始め、人間をサポートする一方、究極知性(神のようなもの)を作ることに挑戦し始めた。(コンピュータの類が意思を持ち始めるのはSF小説の常道だが、ここでは神を目指している。人間は眼中にない。)

「ヘェ~」と思ったのは、AIは、転移ネットワークを潜る度に、人間の脳をコピーしているのである。理由は、究極知性を作るためである。ちょっと待て! これって、グーグルのビジネスにそっくり?じゃないか。

グーグルの創業者であるラリー・ペイジとサーゲイ・プリンが、ダン・シモンズの本を読んだかどうかは、定かではないが、少しでも近づくため、熱心に「エンディミオンの覚醒」を読む今日この頃である。(本当は、シモンズの描く世界観やストリーがおもしろいのが読書の理由であるが。)

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2006年5月24日 (水)

図書カードの使い道(1)

英治出版のブログ書評コンテストで、図書カードを頂きました。(有り難うございました)。そのニュースを知った知人・友人の「飲みに行こうぜ。」という誘い・脅迫をはねのけ、先日家内と書店に行きました。

家内に「大船に乗ったつもりで、何冊買ってもいいよ。」と行ったものの、生まれながらの性格のせいか、二人の買った本の合計は、5冊(私が2冊、家内が3冊)でした。その一冊が、「半落ち」でした。映画化された有名な作品でしたが、今まで読む機会がありませんでした。

2日間の電車の行き帰りで読み終えました。感想は、”おもしろい!”です。一行一行に心がこもっています。全体構成は、同じ事件を弱者への思いという共通項をもった異なる人たちが語るという読者に関心を維持させるというもの。ストーリーは、最後まで謎を残し、私を夢中にします。そして、読書後、人間にとって大事なものは何かについてを考えさせられました。

良い本は、心を刺激したり、心が満たすことができるということを経験した2日間でした。さて、残るもう一冊は、どうかな。、

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2006年5月22日 (月)

「Op.ローズダスト」を読んで

Op.ローズダスト」を読みました。とても厚い本で、鞄の中に入れると嵩張り、重くて困りました。それでも電車の中で楽しく読むことが出来ました。

本書は、村上龍の「愛と幻想のファシズム」のように、クーデターを扱っています。今や日本は、戦後の米国追従を止め、自分たちの生き方を”新しい言葉”で見つけなければならないというメッセージをベースに、友情、アクション、日本の官僚の特長、最新軍事事情など情報満載です。色々な楽しみ方が出来ます。

ここで思ったのは、明治維新の後、明治憲法が制定。第二次世界大戦後、昭和憲法制定。大きな動きがあった後、歴史的に新憲法が制定されています。とすると本書で書かれているような大きな危険が現実になった時、憲法が変わる位日本の方向性が変わる可能性があるということです。

「変化は、自分を成長させる。」ことは、よくあります(このような変化はウェルカムです)。でも、本書で描かれているような変化は、ちょっとネ。。。というのが正直な感想です。想像のしすぎでしょうか?

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2006年4月27日 (木)

ブログ書評コンテスト

英治出版のブログ書評コンテストで、本ブログが最優秀賞を獲得したようです。まだ、正式連絡はありませんが、公式ブログに発表されていました。

英治出版公式ブログ:http://www.eijipress.co.jp/blog/

受賞したブログ:http://upwith.cocolog-nifty.com/chairman/2006/03/post_dc35.html

子供時代、このような賞を頂いたことはありません。勿論、大人になってからも、このような経験はありません。お陰様で、我が子供達に自慢できます。英治出版の方々を始め、関係者に感謝します。

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2006年4月20日 (木)

「Web2.0」を読んで

タイトルに惹かれて「Web2.0」という本を読みました。ポイントは、XML(データを記述するマークアップ言語を定義するためのメタ言語)が普及したために、Webの構造化・ネットワーク化が広がったということのようです。その代表例は、ブログです。確かに、HTMLで作成されたホームページは、ページ毎でしかURLを付けることが出来ませんでしたが、XMLベースのブログでは、日記レベルで出来ます。だからトラックバックもできるのです。便利になったと思います。

Web2.0 BOOK

技術・サービスも後押しします。①RSSフィード②Ajax③外部APIとマッシュアップ④ソーシャルタッギングによるフォークソノミーなどが代表です。(言葉が難しくて恐縮です。詳しくは、本を読むか、ネットで調べることをお奨めします。)

その結果、何が起こるか? 思うに、①お釈迦様の世界誕生と②ネットシティズンの台頭です。

前者に関しては、Googleがお釈迦様であるということです。Googleローカルが典型例ですが、APIが公開されており、ローカルと色々なアプリケーションソフトやデータを組み合わせた新しいサービスが可能となります。現実に、”Find Job”、”はてなマップ”などがリリースされています。つまり、GoogleのWebサービス上に色々なサービスが存在するという世界が出現しています。換言するなら、Googleというお釈迦様の手のひらの上で、多くの企業や人々が生きているという構図です。お釈迦様(本では、リヴァイアサンと書いています。)中心の世界は、便利は便利ですが、果たして健全なのかということです。複数のお釈迦様がいた方がいいような気がします。

後者に関しては、ブログやポットキャスティングなどにより、社会に影響力を与えたり、SNSなどで、独自のライフスタイルをもつ個人が多くなることを意味します。このような人たちすなわち”インターネットシティズン”が増えます。必然の流れと思いますが、心配なのは、リアルしか知らないシティズンとの思想・知識ギャップです。私の身の回りでも、格差が広がっています。リアルしか知らない人と話すのは、エネルギーを必要とします。

今回は、ちょっと難しい話になりましたが、リアルの世界だけでは見えない大きな変化が訪れており、その変化は加速していくということは疑いないと思われます。

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2006年4月18日 (火)

「へんな会社」のつくり方を読んで

「へんな会社」のつくり方を昨日の帰りの電車で一気に読みました。

「へんな会社」のつくり方

最近評判のWeb2.0的企業「はてな」とは、どんな会社で、どう変なのかという関心で読み始めました。

時間効率のための立ってやる会議、机を決めないフリーアドレス制、社員採用でブログを重要視するなど、フムフムです。(フムフムとは、感心した時の表現です。)

また、自分でルールを決めて勝負、ユーザーともに開発する姿勢なども、フムフムです。そして、社長業のエピソード、まあ、社長は大変でしょうと、フムフム。

なかなか有益な本だなと思って、本を閉じようとしましたが、貧乏性なので、最後まで読むことにしました。そして、”おわりに”を読みました。”頭ガーン”でした。

内容は、筆者から18歳の若者へのメッセージなのですが、そこには、「こどもの心をもって自分で考えることが大事。」「どんな仕事でも今より楽しくなる方法はあるはず。」「何かが楽しくないからといって、人のせいにしない。自分がもっと楽しむ努力を怠っているのだいるだけ。」というようなストレートボール。

いや~、18歳ではありませんが、せっかくのストレートボール、しっかりと受け取ましょう。

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2006年4月14日 (金)

「容疑者Xの献身」を読んで

東野圭吾の「容疑者Xの献身」を読み終えました。その間、通勤電車が天国に変わりました。

Photo_6   冴えない数学の高校教師の物語です。その主人公がある事出会いをを契機に、生き方を変え、そして事件に巻き込まれます。東野圭吾は色々な伏線を張りながら、よく練られたストーリーを展開します。

彼の本は、4冊目ですが、他の3冊(白夜行、レイクサイド、変身)と比較すると、物語が淡々と進みます。途中は、「直木賞受賞作品なのに地味だな。」とか「どこが純愛ミステリなんだ」と思っていましたが、最後に、登場人物がひとつの場所に集まり、謎が明らかになるだけではなく、人々の悲しみが連鎖をもち、圧倒的なエネルギーとして読者にもたらします。最後を読む抜くには、気合いが必要となります。

それにしても、東野圭吾は、何故精緻な構成と飽きさせないストーリーを描けるのでしょうか? 研究する価値がありそうです。

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2006年3月24日 (金)

「熱狂する社員」を読んで

経営に悩んでいる社長達へ

熱狂する社員 企業競争力を決定するモチベーションの3要素皆様は、何としても現状を打破しようと、方針の通達、組織改革、人事発令など色々手を打っていると思います。しかし、必死の努力にも拘わらず、リストラ・賃金凍結やパワハラ・セクハラの横行などにより、不信・不安・無気力な職場が存在しているとするなら、ウォートン経営戦略シリーズ「熱狂する社員」が問題解決の一助になると思います。そこで、どう解決できるかについて、本書のコンセプトをベースに想像力をちょっと付け加え、3つのケースを作成しました。ケースの内容は、架空の3人の社長さん達と私の経営に関する会話です。なお、相当偉そうな”私”ですが、話を分かり易くするためですので、ご理解願います。

◆ケースA”達成感を与える”

私:まず、A社長にお尋ねします。御社のビジョンを教えて下さい。                     

A:いや、忙しくて、ビジョンを作る暇がないのです。それより、収益を上げるのが先決です。

私:ビジョンを作っていないのですか。では、社員は、情熱をもって仕事をしていますか。

A:いつも、燃えて仕事をしろと部下に叱咤激励しています。今年も念頭訓示にも入れましたし、情熱をもっていないはずがありません。

私:収益だけを目標に、ひたすら働くと社員がモラールを落とします。達成感がなくなるからです。あなた自身が、「今日はいい仕事ができた。」と納得するのは、どういう時ですか。自分の技量が充分発揮でき、会社や顧客に大きな効果を与えた時でしょう。会社や顧客に価値を提供できた姿すなわちビジョンが明確なら、社員は情熱をもって、ビジョン実現に向けて、仕事をします。達成感を感じるからです。業績回復の第一歩は、ビジョンの構築だと判断します。

A:そうですか。そうおしゃるなら、やってみましょう。

 半年後、再び話し合いがありました。

A:お陰様で、ビジョンができました。文書にし、映像まで作りました。でも、何も状況は好転しません。むしろ悪化しています。

私:今回のビジョンは、Aさんの信念を表現した「技術と革新で、ビジネスの質を向上させる。」というものですね。素晴らしいビジョンだと思います。ただ、それを実務に落としましたか。例えば、R&D部門の人員強化をするとか、グーグルのように自分の仕事時間の20%を自由に使えるという”20%ルール”を導入するなどです。

A:いえ、足下を固めるのが先決です。実は、利益を出すために、今期はR&A投資をカットしています。

私:とすると、社員は、社長のビジョンに偽善性を感じたかも知れません。今からでも遅くありません。自分の”本気”を言葉のみならず組織やリソース投入などでカタチにして下さい。そして、より重要なのは、ビジョンに基づいた商品・サービスを世に出すことです。それで初めて、顧客にも社員にも、社長への信頼が生まれます。

A:わかりました。早速部下に指示します。

私:???

◆ケースB”公平感を示す”

私:Bさんが社長になってから、業績が回復しました。何かを変えたのですか。

B:私は、フェアを信条にしています。それを徹底しただけです。例えば、前社長時代には、役員専用エレベーターや専用駐車場がありました。それをオープンにしました。ビジネスへの貢献が明確でなかったからです。

私:なるほど,確かに公平ですね。他にも、公平感を醸成する施策を実施しましたか。

B:以前は、リストラをしたのですが、実は役員の数は増えていました。自分の立場を強化したいという前社長の意向があったと思いますが、社員のモラールは当然落ちました。理不尽でしたので、役員の業績目標を明確にし、その達成度により処遇を決めました。結果、役員の顔ぶれも変わり、数も減りました。

私:上から厳しくしたのですね。

B:単に厳しくしたのではなく、役割を明確にしたのです。また、役員の業績目標も含め、情報を出来るだけオープンにしました。コミュニケーション統制は、不合理で非生産的だからです。

私:Bさんのこのような言動が、社員の目つきを変えたのですね。

◆ケースC”連帯感を強める”

C:業績が悪いせいか、職場が暗いのです。

私:しかし、全職場が暗いわけではないですね。どこかに違いがあるはずです。職場リーダーの性格の違いもあると思いますが、多くの場合、目標設定に問題があります。

C:目標設定?

私:チームとしての目標設定がないということです。近年、個の専門性強化が叫ばれ、人事評価も個人中心となったためです。それで、他の人と話す必要がなくなり、パソコンに向かっている人ばかりの職場になるのです。しかし、人間は本来社会的な動物ですし、チームで行動した方が、互いに刺激しあい、パーフォーマンスが上がります。

C:チーム目標を明確にし、チームを活性化する環境を作ればいいのですね。

私:その通りです。話し声、笑い声、歌声(?)が溢れる連帯感ある職場が出現します。その結果、会社全体が明るくなります。ただ、目標設定は慎重さが必要です。市場のトレンドやライバルの動向もよく捉え、自分達の現在のポジションを把握して、最適な目標を設定して下さい。決して、前年比とか自分の経験だけで、目標を決めないで下さい。

いかがでしたか。多少は参考になりましたか。結論は、「達成感」「公平感」「連帯感」の3つが社員を熱狂させる秘訣ということです。

まずは、本書を読むことをお奨めします。そして、出来るなら自らブログを開設し、このブログにトラックバックして頂けると幸いです。経営について、社員を熱狂させることについて、多いに語りましょう。

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2006年3月 9日 (木)

シリウスの道と競合コンペ

小説「シリウスの道」を読みました。広告代理店勤務の主人公が、ハードボイルドタッチに、恐喝事件など様々の事件を解決していくストーリーです。全体を味付けしているのは、大手電機メーカーによる広告競合コンペへの挑戦でした。

「なるほど」、広告代理店は、このようにコンペに対し、仕事をしているのだと感心しながら、筆者の6年前を思い出しました。立場は、小説の主人公と全く逆の立場すなわち広告主の宣伝部の現場リーダーでした。

目的は、企業のブランド力向上。予算規模は、小説のコンペとほぼ同等。広告代理店は国内トップクラス3社でした。まず、広告キャンペーンの企画を策定するために、3ヶ月の準備をし、社内の経営会議の承認を得ました。そして、オリエンテーションをし、1ヶ月後代理店によるプレゼンテーションが行われました。

大変だったのは、①広告企画をまとめ、社内承認を獲得するための業務、②オリエン後、代理店によるプレゼンの間1ヶ月、本件に関する代理店からの情報収集に対して、いかにフェアに対応するかということ、③代理店によるプレゼンテーション後の翌日に、最適提案を関係者の考えを調整しながら、いかにトップの承認を得るかでした。

広告主は、気軽に代理店のプレゼンを聞けばいいと思っている方もいるかも知れません。でも、筆者に関していえば、オリエンの時は、「いいオリエンは、必ず、いいプレゼンにつながる。でも、私のオリエンは理解してくれたかな。」、プレゼンの朝は「いい提案ばかりで嬉しい悲鳴があがればいいんだが、はたして。」、コンペ結果を決定した時は「落選した代理店の人たちの顔が浮かび、どう伝えようか。あの部長 帰ったらめちゃくちゃ怒られるだろうな。」、トップの承認を得る前は、家でもトイレでも説明内容やQ&Aのシュミレーションをしましたが、「それでも失敗したら、関係者にどう説明すればいいのか。」と不安とストレスの連続でした。

今でも、当時の事を明確に思い出すことができます。それだけ、仕事をしたということでしょうか。

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